1月31日 相場情報

お客様各位

【1月31日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=147円53銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:38,467.31(+133.86)

※銅LMEセツルメント($/t)
     ①午前売:8462.0(+41)
     ②午後売:8481.0

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
     ③銅:3.9065(+0.0325)
     ④金:2031.5(+6.1)

※WTI 原油先物($/bbl)
     ⑤ 77.82(+1.04)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
     ①ロンドン午前:1300円
     ②ロンドン午後:1300円
     ③N.Y. : 1320円

※ニューヨーク為替引値(円)

147.6-147.61(0.11円安-0.07円安)

【1月30日:昨日の状況】

※国内銅建値1300円 (1月29日より+20円)
《転売か?加工か?・中》

※大手鉄問屋さんが雑線を毎月100トン扱っていたら、①転売
すべきか?②自社でナゲット加工すべきか? どちらが良い
か?に対し、「同じ」という回答をしております。
※どちらを選ぶかは各社の置かれた状況によるということです。

※例①
・仕入先・発生元への国内加工処理アピール
例えば大手電機メーカー工場から発生するハーネスを引き取る
際、国内加工処理(機能破壊)するよう依頼された場合。その
加工賃分、品物を安く仕入れることが可能だが、決して転売し
ないよう要請されれば、国内で自社加工をすべきです。

※例②
・産業廃棄物処理業社
産廃業者がいわゆる産廃・一廃から出る電線くずを拾い集めて
いて、仕入れ価格が実質タダであったり、極端に安い場合。利
幅が大きく確保されるので、ナゲット機械を導入して加工して
も、事業はペイします。

※ここからがポイントです。
※昨日、前提条件とした
A:雑ナゲット:1,100円 
B:雑線価格390円 
C:銅歩留40% 
D:ナゲット工賃40円 
のうち、AとCとDは、殆ど変更の余地がありません。
雑ナゲットの売値は大手商社だろうが、メーカーであろうが、
天皇陛下であられても、価格は大して変わりません。加工賃も
企業努力で、数円単位ではコストカット可能かもしれませんが、
他社が40円/kgかかるコストを、10円/kg、20円/kgには出来ま
せん。絶対に無理。

※唯一、B:雑線の価格=仕入れ価格は場合によって下げるこ
とが可能です。
上述例①は発生元の要請、②は産業廃棄物処理業である、こと
から、想定している銅歩留40%の市中価格390円を、劇的に下
げることが可能です。
※①の場合、価格は200円、100円でもいいから国内処理せよ!
とか、②の場合に至ってはお金を貰って回収してきている可能
性すらあります。

※つまり雑線の処理業は、転売でも加工でもどちらでも良くて、
「いかに仕入れるか?」にかかっているということです。
すでに高い価格のものを、他者と競争して仕入れて来ていたら、
転売しようが、加工しようが、全く儲からないという話です。

(つづく)

※雑線(ヤード持込):【1月30日現在】
【1】ワイヤーハーネス:450円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):430円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):360円前後
【4】雑線B :260-290円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】 
   
以上